昨年の年末頃、アメリカのTillandsia International(以下、TI)からチランジアの個人輸入をしたのでちょっとした注意点と輸入にかかった諸経費を書いておきます。
何か少しでも参考になれば幸いです。
個人的に感じた注文時の注意点は以下の通りです。
- 最低注文金額がある。
- 諸経費が割高。
- 支払いは海外送金のみ。クレジットカード・ペイパルが使えない。
日本から注文する場合の最低注文金額
TIでは日本(海外)から注文する場合、最低注文金額があります。
最低注文金額(Minimum order):400ドル
この400ドルは植物検疫証明書や手数料を足す前の植物代のみの金額です。
また、注文する株の金額によっても最低注文数があります。
- 2ドル以下:最低注文数10株
- 2.01ドル~9.99ドル:最低注文数5株
- 10ドル以上:最低注文数1株
400ドル以上注文すると割引があります。
- 400ドル以上:10%
- 600ドル以上:20%
- 800ドル以上:30%
- 1500ドル以上:32%
- 30000ドル以上:34%
支払いは海外送金のみ
TIではクレジットカードやペイパルに対応していないようで支払いは海外送金のみになります。
これが結構手間で改めてクレジットカードやペイパルの便利さを感じることになりました。
今回自分が調べた限りだと手数料が安かったのと近くにあったという理由でゆうちょ銀行を利用しました。
ちなみに、送金金額が100ドル以上の場合は仲介手数料がかかります。(受け取り銀行によってはさらに仲介手数料が差し引かれる場合があるようです。)
- 利用銀行:ゆうちょ銀行
- 海外送金手数料:2,500円
- 仲介手数料:10ドル
郵便局の窓口で「海外送金がしたい」と伝えると「国際送金請求書兼告知書(口座あて送金用)」という書類をもらえるので必要事項を記入します。
注文完了後にTIから送られてくるメールには銀行情報が記載されているので、プリントアウトして持って行くことをおすすめします。
記入時の注意点としては、全て大文字のローマ字で記入する必要があります。
あと、基本的に郵便局の窓口の方は海外送金について慣れていない場合があるという前提で行った方がいいと思います。
ある程度分からないことは自分で調べてから郵便局に行くことをおすすめします。
諸経費が割高
TIから個人輸入する前に2ヵ所のナーサリーから個人輸入をしたのですが、他のところと比べて諸経費が割高だと感じました。
以下に輸入にかかった諸経費を書いておきますが、個人というよりは共同輸入や店舗の仕入れ向きかなと思います。
今回は自分も友人と共同で輸入をしましたが、もし個人で輸入する場合は諸経費が少しネックになってくる気がします。
輸入にかかった諸経費
- 植物検疫証明書:175ドル
- 送料手数料:割引後の金額×40%
- 海外送金手数料:2,500円
- 仲介手数料:10ドル
- 消費税:2,700円
- 通関料:200円
(消費税と通関料は荷物到着時に支払い)
手数料を含めた計算が個人的に少し分かりにくかったので、以下に一つの事例を載せておきます。
例:チランジアを800ドル注文した場合
- 植物代:800ドル
- 割引(30%):-240ドル
- 割引後の金額:560ドル
- 送料手数料(40%):224ドル
- 植物検疫証明書:175ドル
- 支払金額:959ドル
ゆうちょ銀行で海外送金をする場合は、上記の支払金額に仲介手数料10ドルを足した金額を送金金額に記入します。
上記の例で言えば、959ドル+10ドルの969ドルが送金金額です。
ちなみに、到着日数の目安ですが今回の場合は発送連絡があってから約1週間で日本に届きました。
最後に
個人輸入は自己責任で行ってください。
もし仮に丸損しても許容できる範囲内で。何があっても自己責任です。
以上です。